2009年09月10日

野球撮影〜むかし話もまじえて〜

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なんか結局、野球ネタで3部作になりそうですが…

前の記事のつづきというか…  補足というか…  ちょっとだけ、むかし話もまじえて。

もう17年くらい前、1992年のこと。当時、朝日新聞社出版写真部委託カメラマンだった僕は、アサヒグラフの“夏の甲子園”を取材するメンバーでした。

その時代は、現在ニューヨーク・ヤンキースで活躍されている松井秀喜選手が高校3年生のころの話。

あの 伝説!? の “5打席連続敬遠” の現場にも居合わせたのですが、まあとにかく炎天下の中、来る日も来る日も、ずーっとカメラを向けているわけで、日焼けした肌が剥けても、その下の肌も真っ黒! と、こんがりブタの丸焼き?! 状態になりながらの撮影でした〜!

その時は6〜7人のカメラマンで、いろいろな角度から試合を撮影したのですが、当時はもちろんフィルムカメラで、新聞社系はニコンF4が全盛のころ。

僕は、ずーっとキヤノン使いなので、会社のF4やF3を借りて撮影しました。

当時、新聞の写真部も隣で撮影していたのですが、新聞はネガフィルムで、出版はポジフィルムで撮影しました。

フィルム…  つまり、いまのデジタルでいうところの撮像素子が “フルサイズ” にあたるのですが (APS-Cやフォーサーズなどの撮像素子のカメラは、それに合わせて換算してくださいね) 、新聞の場合、即時性や記録が大事なので、300ミリF2.8 (サンニッパ) や350ミリF3.5 (サンゴウサン) を使い、広めに撮影して、決定的な瞬間をトリミングする方法でした。
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出版は、1塁や3塁のカメラマン席 (大きい球場のベンチの横にあるカメラマンが撮影するためのスペース)で、縦位置で画面いっぱいに全身を入れて撮る場合で400〜600ミリくらいのレンズで撮影していたように記憶しています。400ミリではテレコンも併用していたような…

アサヒグラフの場合、単純に写っている、撮っているということよりも、とにかくカメラマンがファインダーでガッチリ狙って絵づくりや表現して撮ることが基本だったので、ピッチャーやバッターの超アップもトリミングという消極的な方法ではなく、600ミリなどの望遠やテレコンなどを駆使して積極的に狙っていったことを思い出します。

レンズで寄っていくのと、トリミングで切り取るのでは、写真の迫力や雰囲気がまったく変わってきますからね。

また出版は、カメラマンが大勢で、とにかくいろいろな方向からカメラマンが狙い、同じプレーでも一番良い写真が選ばれアサヒグラフの甲子園別冊などに掲載されるので、自分の写真が掲載されるように競い合って撮影しました。

バックネット裏から600ミリF4にテレコンなどを使い、ピッチャーのバストアップで表情を画面いっぱいに撮影したりなんて。

センターのバックスクリーンのレフト側から、ニコンの1200〜1700ミリという大筒!! (巨砲??) で撮影だったのですが、1700ミリくらいでテレビ中継でお馴染みのピッチャーが背中でバッタとキャッチャーが正面のあの画像で撮影できたと思います。

とにかくお値段もさることながら… レンズが巨大で、むちゃくちゃ重いので、三脚を倒したりレンズを落としたりすると、客席を滑り落ちて御柱祭みたいになってしまっては、もう重大な事故になってしまうので、とにかくその緊張でドドッと気疲れとしましたが…

球場の広さや、カメラを構える場所 (カメラマン席か、一般の観客席なのか) でも変わってきますが、野球を撮影するには、それなりの望遠レンズが必要だという話でした〜

くれぐれも、APS-Cやフォーサーズなどの撮像素子のカメラは、それぞれの換算に合わせて計算してくださいね。
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posted by 西村春彦@猫 ☆ ニャン太郎 at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 【カメラ】
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